Netflixでソルリの遺作をみました。
悲しくて綺麗だった。ソルリはずっと綺麗だった。
インタビューの質問が淡々としていて全部重たいのに、
ソルリは全部にちゃんと答えを出そうとしていて。
泣きそうなのにずっと笑顔を作って悲しかった。
インタビューで聞かれたことを帰ってからもずっと反芻して、
いくつかの答えは納得がいかなかったかもしれないと思った。
そんな性格みたいだった。
目立ちたがりじゃなくて、考えて考えて傷ついて、
自分なりに答えを出そうとしていた。
ソルリが語ったことは80%がセンシティブで、
この作品をすぐに世に出せなかった訳が分かった気がした。
これを見てからソルリのことをもっと知りたくなったけど、
もうソルリはいないんだ。
2023年はソルリにとって生きやすかっただろうか。
相変わらず芸能人の誹謗中傷のニュースが絶えないし、
カムバック期間のアイドルは徹夜で出勤してるし、
人気になれば絶え間なく世界中を行ったり来たり。
相変わらず女性の主張の声も聞こえにくいように思える。
いつの日かまたこの映画を見直したときに、
ひどい時代だったな、と思えればいいな。